Never lasting lie
独りよがりな日記とKey系創作小説メインでゆっくりしたいあなたへ
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「60億分の1の恋 ~if my angel is~」
Angel Beats! / 60億分の1の恋、ほのラブ [ 22047 byte ]
アニメ10話相当のネタバレを含みます。



Angel Beats!について言えば、当初は鍵派と反鍵派の擁護と中傷が相次ぎ
それはそれは荒れたり荒れなかったりしていたと存じています。という筆者的イメージです。
実際に過保護してたのが鍵っ子だけなのか、批判してたのがアンチkeyだけなのか
その辺りの醜いゴタゴタは正直興味も何もありません。
アニメを実際に見てから言ったのか、見ずに言ったのか。
その辺りのことについて言えば、確かに1話の説明ばかりの展開には疲れてしまうかもしれません。
が、最初と最後の、あの不思議な感覚、異様な盛り上がり、主人公やヒロインたちの思惑etc..
いろいろな物の鱗片を垣間見て、感じて、それでも「この作品はクズだ」と思うのならば、筆者は特に言うこともないです。
何故なら、以降の問題は感性の話になるからです。
筆者もよく、みんなが泣けると言ってる作品で泣けなかったり、笑えるといった作品で笑えなかったりしますし
人と違う感性もある程度はわかるつもりです。
そして、その時に感じる、寂しさ、孤独も。

・・・長々と語ってしまいましたが、言いたいことは、ただ純粋な気持ちでストーリーを楽しんで、感じてほしいこと。
そして、大して知りもしない物を外観だけで「いらねぇ」とか勝手に決めつけないでほしいことです。
付け加えて、自分と違う物の見方、考え方の人を、簡単に排斥しないでください。
それは、どんな人にも言えることです。
そしてそれは、容易く間違えかねないことなんだと思います。
何を見て、何を感じたとして、それを常に思い、実行することは、やはり簡単ではないでしょう。

でも、だからこそ。
だからこそ、たまには――ふとした時に、振り向いてみてください。
その時にたくさんの過ちに気付いた人は、心の中で反省してみてください。

だからといって、何が変わるという目に見えた結果は覆るとは限らないでしょう。
ただ、他者を思いやる心を、忘れないでほしいなってことです。



・・・ちょっと気持ち悪いかな。それでも、私は言わずにはいられないのです。
やっぱり、私は腐っても「物語を創造する側」ですし。
あと宗教臭いかもしれないですがごめんなさい。











あ、因みにこれ、物語とは関係ないですよ。





ってことで本SSについて。
ABで10話と言えば、岩沢がすんげぇ可哀想になるほど大反響が大反響を呼び
pixivやニコニコも『それ』一色となっています。
・・・いや、うん、ホント岩沢可哀想すぎでしょこの展開。
多分みんな忘れてると思うけど、この人一番不憫だよ? 入江と関根の次ぐらいに不憫だよ?



話が逸れましたが、AB10話です。神は落ちない10話です。フジツボ戦線10話です。
本当はネタバレ準拠でこの思いを書き連ねたいところですが、まさしくそれをSSに書き連ねたのが本作。
前記事でCP云々言ってたのはある意味このためで、不完全燃焼しちゃった方々を救済するため、という意味もあります。
とりあえず、未だAB見てない人は「60億分の1の恋」でググっちゃダメよ。これは「へのこ」以上に絶対です。


また話が逸れましたが、これ以上言うとネタバレになってしまうので、続きは本編をご覧ください。


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※注意
この作品にはアニメ「Angel Beats!」に関するネタバレが含まれています。
アニメを見ていない方が誤って閲覧してしまった場合でも
当方は一切の責任を追わないものとしますので
閲覧に関しては十分に気をつけて下さい。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





カィン!
全力で投げたボールは、全力のスウィングに捉えられ、グラウンドに快音を響かせる。
その想いは、ピッチャーの頭上を越え、ダイヤモンドを越え、グラウンドを越え、フェンスを
越え、そして空を越えた。
大飛球だ。
見上げる。
ボールは日没の空へと沈み、やがて見えなくなった。
あんなの届くはずもない。取れるはずもない。
だから俺は、それを見送った。
日向はそれに、何か意味を見出したみたいだった。
だから俺は、
「飯は奢れないぞ」
なんて、見当違いなことを言ってみる。
日向はしばらく黙っていた。
宵闇の空が漆黒に侵される前に、背後で動く気配を感じ取る。
俺はそこはかとなく違和感を感じ、バッターボックスを振り向いた。
日向は――

日向は、泣いていた。
「あーあ。やっぱりよぉ、神さまってのは、残酷だよなぁ」
さっき場外ホームランを放った奴は、やっぱり同じ、弱い人間だった。
脆くて、どうしようもなく脆くて、弱い人間だった。
そうしている間にも、日向はボールを片付け始める。
俺は何も言わず、ただじっと日向を見つめていた。
辺りは闇に包まれ、何も見えなくなっていた。



ずきん。
腕が痛む。
当然だ。ここのところ毎日、ユイの相手をしているからだ。
俺は腕を摩って、溜息を吐いた。
「俺は、何のためにやってるんだろうな……」
答えの分かりきった問いを、それでも俺は呟かずにはいられなかった。





     *     *     *









ゴン!
甘い。
芯を外したひょろひょろなピッチャー返し。
それを俺は右手で受け止める。
ユイの疲労は目に見えて蓄積している。
今日はそろそろ潮時だろう。
見極めながら一球を投じる。
しゅっ。
ぶん。
空振り。
表情も、悔しいというより疲れが前面に出ている。
俺もユイも、ぜいぜい肩で息をしていた。
「どうした! 全然振れてねぇぞ!」
俺の腕も随分前から悲鳴を上げている。
だけど俺が原因で、これをやめることはあり得ない。
もう少しだ。
もう少しで、きっとユイだってホームランを打てるだろう。
だから、もう少し。
泣き出しそうな腕に力を込める。
しゅっ。
ぶん。
また空振り。
ユイのバットは空を切った。
その勢いのままユイもふらつき、回ってしまう。
そして俺に背を向け、膝をついた。
「はぁ……はぁ……」
「――!」
駆け寄る。
「大丈夫か!」
そして、気付く。
「お前、手ぇ見せてみろ」
「やだ」
「見せろって」
そのか細い手には、無数の細かい傷と、いくつかの胼胝、そしてそれを覆い隠すかのように絆
創膏が貼られている。
「ああぁ……」
無理もない。
この連日の練習を振り返る。
ユイは毎日頑張っていた。
でも――
「所詮無理なんだよ」
「っ――」
「もういいや、この夢」
ユイは立ち上がる。
まるで、俺を拒絶するかのように。
「諦めんなよ!」
「いろいろありがとね」
そして「なんでこんなことしてくれたの?」なんて言いながら、ユイは歩き出す。
茜色に照らす、太陽に向かって。
「それは……」
それは……なんでだろう。
なんで、こんな簡単な質問に答えられないんだろう。
それは、事の真意を知られたくないから。
当然だ。
お前を成仏させたいから――平たく言えば、消したいから、こんな真似をする。
それは、人として正しい選択なんだろうか。
仲間を成仏させること。それは、つまり第2の死と言っていい、残酷な代物だ。
それを強要する俺は、一体どんな権力を持ってして事に当たっているのだろうか。
……考えちゃ駄目だ。
それは、最初から決まっていることだ。
最初から、茨の道と――悪魔の道と、決まっていたことだから。
だから俺は、表情を隠す。
決してユイに、他の戦線メンバーたちに、悟られないように。
「お前がやりたかったことだろ? 最後まで頑張れよ!」
だからこそ、俺は偽善者を演じられる。ピエロでいられるのだ。
こんな無責任な発言を、悔いることも――
「ホームランなんて冗談みたいな夢だよ」
ユイは、ボロボロの手でバットを担いで立ち止まる。
西日を正面に受け、気持ち顔を太陽に向け、そして、言う。
「ホームランが打てなくても、こんなにいっぱい身体動かせたんだから、もう、十分だよ。毎
 日部活みたいで、楽しかったな」
そう、満足そうな顔で、言う。
「言ったでしょ。あたし、身体動かせなかったから、だから、すげー楽しかった!」
俺に背を向け、伸びをしながら、私はとても満足です、と、全身で表現する。
そんなユイを見て、俺は、
「……じゃあ、もう全部叶ったのか?」
と訊いた。
「叶う? 何が?」
ユイは振り向き、問い返す。
「その、身体が動かせなかった時に、したかったこと」
「……あぁ」
俺は、ユイが一瞬固まったことを、見逃さなかった。
「もう1個あるよ」
バットを下ろし、グラウンドに立て、それに寄りかかる。
ぐりぐりと、まるでバットでグラウンドを掘るかのように突き立てられたそれを、しかし俺は
無感動に見た。
「……なに?」
「結婚」
「――っ!!」
あまりにも普通のトーンで、まるで「そういやお前、好きな食べ物なんだっけ?」とでも訊か
れて答える時のような、本当に素の口調で、ユイは言った。
時が、止まった。
「女の究極の幸せ」
それでもなお、こちらの同様に気付いた様子もなく、ユイは語る。
「でも、家事も洗濯もできない。それどころか、ひとりじゃ何にもできない。迷惑ばかり掛け
 てる、こんなお荷物、誰がもらってくれるかな」
その背中は無言を以て、悲痛な想いを雄弁に語っていた。
下を向く。思い出すのは、いつも俺に「ありがとう」なんて言ってくれた、あの笑顔。
「神さまって酷いよね。あたしの幸せ……全部、奪っていったんだ……」
泥土に塗れ、あちこちに胼胝ができたその細い手は、何かを訴えるかのように小刻みに震えて
いる。
酷い人生だ。
その過酷な運命を、代わってやれたらいいのに。
何度そう思ったことか。
そのくせ、自分の人生さえ蔑ろにし、惰性で生きていた俺。
あいつが死ぬまで、結局何もしてやれなかったこと。
そんな俺に、この少女に言葉を掛ける資格なんて無いのかもしれない。
「……そんなこと、ない」
自分でも驚くほどのか細い声で、それでも発せずにはいられなかった。
ユイが振り向く。
これまで見たことがないぐらい、真剣な顔で。
でもその赤い瞳には、諦念しか浮かんではいないようだ。
「じゃあ先輩、あたしと結婚してくれますか?」
「え……」

















想像する。
そこには小さな女の子がいて、その子はもう、全身の自由が利かないんだという。
人生も始まったばかりで、どんな楽しいことも、どんな小さな幸せもことも、未だ何一つ経験
してないような、そんな少女が独り、ベッドに横たわり、テレビを見ている。
視線を動かせば、薄いカーテンに遮られた、青い大空。
外に出れば吸い込まれそうな大きさも、四角く切り取ればただの見窄らしい明かり取りに成り
下がる。
見晴らしもいいわけではない。青々として、そして活き活きとした木が、まるで応援してくれ
ているようで、そして自慢しているように、その枝を縦横無尽に伸ばしているからだ。
毎日、ただそれを見上げ、飽きたらテレビを見て、またそれを見上げる、そんな繰り返しの人
生。
たまに、変化を待ち望んで部屋のドアを見てみたりもする。
でも、何も変わらない。
生きているだけで、誰かの負担になってしまう、そんな人生。





そこに変化を投じてみる。
例えば、野球ボール。
幸い、彼女に怪我はないが、けたたましい音を立てて窓ガラスが割れ、部屋は惨憺たる様子に
なる。
その音を聞きつけ、真っ青な顔で駆けつけた人。
ひとまず彼女の無事に安堵し、そしてそのボールを投げ込んだ誰かに、最初はいい感触など持
てないだろう。
でも謝りに来たその青年と言葉を交わす内、次第にその青年に好感を持ち始める。
この人なら、きっと大丈夫だろう。
そう思って、その青年を家に上げる。
少女の部屋へと案内し、そこで話をさせるのもいいかもしれない。
そしてそのまま、彼女の友達になってくれたら。
淡くて、どこまでも漠然とした不安と期待を胸に秘め、その出会いは扉の前に立つ。


きっとそこには新たな物語が生まれ、数々の喜びと、無数の幸せと、そしていくつかの苦しみ
と悲しみが混ざり、ふたりを成長させてくれるだろう。

そこにはか弱い小さな女の子がいて、その子を介護してくれる人がいて、野球青年がいて、そ
して俺がいない。
介入する余地もない。
何故ならそれは、もう完成したストーリーだから。
完璧なキャストに、異物は入り込めないのだ。

でも彼女は幸せだろう。
きっと、死ぬまで幸せだろう。
それのどこに問題があるというのか。







ヒントはもう、いくつもあった。
重なり合う状況も、体験していたはずだ。
なのに、それを見落としたのは俺だ。
目を背けたのも俺だ。



それを言うのか?
そうして、一体どうなる?
もうこれ以上ないかもしれない幸福をこの手でぶち壊して、そうして一体どうする?

「ありがとうお兄ちゃん」
浮かんでくるのは、妹の笑顔だった。
クズみたいに生きた俺に、それでも「ありがとう」なんて言って笑ってくれる、妹の笑顔だっ
た。

















「…………」
きっと、ユイは俺が安易に頷く事なんて望んではいない。
なら、俺はどうするべきか。
なんと言って、このか弱い少女を救ってやるべきか。
考える。
その間も、ユイは微動だにせず、俺を見つめ続けている。
その心が折れてしまう前に、俺はユイを救いたい。
考える。
プロレス技を掛けたり掛けられたりする時。
バカだアホだとツッコミを入れる時。
歌っている時の、ユイの顔。ずっと憧れていたという、岩沢のAlchemy。最後に託された、
Thousand Enemies。
どこまでも猪突猛進で、縦横無尽で、Going my wayなユイには、やっぱり笑顔が一番似合うん
だよ。
「……俺、妹がいたんだ」
気付いたら、そう言っていた。



「そいつがまた、病弱な身体でさ。ずっと入院ばっかしてたんだ。そんで、俺はといえばずっ
 と元気だったから、毎日バイトして食いつないでたんだ。バイトって言っても、ホント生き
 ていくのに必要最低限の金が手に入る程度しかしてなくて、それはそれは無気力に生きてた
 んだ」
「…………」
「そういう時、ふと妹のこと思い出すとさ、『どうして代わってやれないんだろう』って、本
 気で思ってたんだ。俺はそういう面倒臭いことが嫌いで、初音――あぁ、妹の名前が初音っ
 ていうんだけど、初音は学校とか行きたがってたからさ」
「どうして、先輩は学校が嫌いだったんですか?」
「……俺、もともと人間関係とか、そういう感じの苦手でさ。ずっと煩わしいモンだと思って
 たんだ。だから友達もいなかった。それに、俺はバカだったからさ、学校なんて行っても居
 場所がなかったんだよ」
「…………」
「でもきっと、初音は違ったんだろうな。ろくに学校にも行けなくて、だから友達もできなく
 て、ずっと寂しい思いをしてたんだろう。でもその時の俺は、そういうところに気を使えな
 い奴でさ、いっつも適当に買った漫画雑誌片手に、『学校なんてつまらないところだ』とか
 『勉強なんて面白くないぞ』とか、仕舞には『友達なんていたって疲れるだけだ』なんて、
 ネガティブなことばっかり話して聞かせてやってたんだ。折角妹を元気づけられるような時
 に、最低な兄貴だろ?」
「…………」
「でもさ、やっぱり兄貴としての義務感みたいなモンかな。とにかく俺は、今年のクリスマス
 こそは、初音を楽しませてやりたいなって思ってさ。バイト増やして掛け持ちして、今まで
 惰性でやってたバイトにも身を入れてさ。ほしいモン買ってやったり、美味いモン食わせて
 やりたくて、その時は必死に生きて、必死に働いてたんだ。やっと『生きてる』って実感が
 持てるくらいにな」
「…………」
「でも、初音の容態は芳しくなかった。それどころか、日に日に悪化していったんだ。だから
 といって、今更引き下がるわけにもいかなかったから、俺は諦めずに努力したんだ。きっと
 クリスマスまでには治るはずだ。そうしたら街に連れ出して、いっぱい楽しい時間過ごそう
 って思っててさ」
「…………」
「それで、クリスマスになったんだ。初音は結局、外出許可なんて到底出せる状態じゃなかっ
 た。それでも俺は、あの約束した時の初音の顔を思い出してさ、『やっぱり行けない』なん
 て全然言えなくて、しかも俺もそんなの嫌だったし、俺は医者に黙って初音を連れ出したん
 だ。俺が負ぶってさ」
「…………」
「街灯がすっげぇ綺麗だったんだ。初音が前言ってくれたみたいに、クリスマスらしい幻想的
 な飾り付けでさ。それを眺めながら、俺は初音に、今までしてやれなかったことを吐き出す
 みたいに喋ったんだ。何でも買ってやるぞ、美味いモン食わせてやるぞってな。そしたら、
 やっぱり初音は『お兄ちゃん、ありがとうね』って言ってきてさ。あの時はホントに嬉しか
 ったなぁ」
「……あの、先輩」
「亡くすまで気付かなかったけどさ、俺の生き甲斐って、やっぱり初音だったんだよ。あいつ
 が『ありがとう』って、そう言ってくれるだけで、俺は生きていられたんだ。あいつに感謝
 されるだけで、生きた気がしていたんだ。『大切な物は失って初めて気付く』なんてよく言
 うけど、まさか本当にそうなるなんて全然考えたこともなくてさ」
「…………」
「今更っていうのはそうなんだけどさ。失ったものの大切さと、大切なものの在処がわかって
 る今なら、もう二度とあんな間違えは繰り返さないって思えるんだ。というか、もう二度と
 大切なものを失いたくない」
「…………」
「だからさ、ユイ。俺は……」
俺も、日向と同じ、ちっぽけな弱い人間で。
脆くて、簡単に崩れてしまうような、そんな人間で。
だから俺は、自分に都合の良いことだけを考え、行動する。
後先考えず、自由気ままに。
「俺は……お前と、お前と一緒の生活を、やっぱ手放したくねぇわ。だから……」
ユイの目を見る。
赤い瞳はそのままに、きらきらと耀く雫が見て取れた。
その目に、先程までの暗さは残っていない。
それを確認して、俺は息を大きく吸い込む。
そして、
「だから、俺が結婚してやるよ」
「――っ!!」
目が見開かれる。
コロン。
支えを失ったバッドが倒れ、転がる。
「これが俺の本気だ」
静かに歩み寄る。
ユイは余程動揺しているようだ。証拠に、瞳が揺れているし、
「……そんな……先輩は……ホントのあたしを知らないもん」
なんて言ってくる。
「知らないも何も、この間話してくれたユイの人生、ありゃ偽物じゃねぇんだろ? 俺を信じ
 てくれよ」
「でも――」
「生きてた時のお前がどんなでも……どんなハンデを抱えてても、そんなもん関係ねぇよ。俺
 がずっと支えてやるから」
「あたし――」
「どんなハンデでもって言ったろ! いくら歩けなくても、立てなくてもだ!」
ユイはまだ信じられないようだった。
だから俺は強い言葉で、その臆病な言葉を断ち切ってやる。
「目が見えなくても、喋れなくても、それでも、俺はお前と結婚してやるよ!」
「…………」
「……いつまでもずっと、傍にいてやるよ」
「先輩……」
「ここで出会ったお前は、ユイの偽者じゃない、ユイだ」
嗚咽を漏らし、啜り泣く彼女の前に立つ。
もう、限界だ。
「どこで出会っていたとしても、どんな出会い方をしたとしても、俺は、お前を好きになって
 いたはずだ。また60億分の1の確率で出会えたら――そん時もまた、お前が動けない身体だ
 ったとしても、お前と結婚してやるよ」
「……出会えないよ。あたし、家で寝たっきりだもん」















また、あの情景が目に浮かぶ。


  割れた窓ガラス。

  起こしたベッドに佇む少女。

  手には野球ボールがすっぽり収まり。

  穏やかな陽光に包まれた、ある暖かい日の昼下がり。

  部屋のドアから、頭を下げながら入ってくる青年。

  彼女は困った風に微笑んで。


そこから物語は始まってゆく。















「でも」
と、俺は呟く。
「……でも、違った方法もあるんじゃないのか?」









医者を目指してるんだ。

だから、出会うなら病院かな。

ユイが風邪とか引いた時に、偶然にも俺が診察してやるんだ。それが出会い。

ユイの母さんともいろんなことを話すさ。

自分の娘の身体を預けるわけだし、何より俺とユイの歳は全然離れてないからな。

つまり、若い医師にならなきゃなんねぇ。

ってことは、ちっさい頃から勉強漬けの日々だな。

でも、それで早くユイと出会えるんなら安い苦労だ。いや、寧ろ買ってでもしたい。

……で、そっから俺はユイの行きつけの医者になる。

それこそ、毎日診てやってもいい。

「調子はどうだ?」とか「良い天気だな」とか、どうでもいい話をするためだけにな。

そういう小さい繋がりも、毎日会ってりゃ変化してくるんじゃないかな。

その内、二人ともいつしか、そいつに逢うことが日課になって、一日の楽しみになってくるん

だ。

ユイが来れないんなら、俺が会いに行ってやってもいい。

そうして二人は、日々少しずつ、少しずつ距離を縮めていく――なんてどうだ?

あぁ、プロポーズは勿論俺な。間違ってもお前になんか言わせねぇよ。残念だったな。

そうだ、家はどうしようか?

やっぱ庭付き一戸建てとかほしいって言い出す口か?

……はぁ、わぁったよ。お前がそう言うなら、俺も頑張って働くからさ。

医者だし、給料もいいだろうからな。目一杯贅沢させてやる。

そんで、指輪も買ってやらないとな。

ほしいだろ? 左手薬指に耀く、あのめっちゃキラキラしてる奴。

3ヶ月分ぐらいなんとか貯めて、最高の指輪プレゼントしてやるさ。

勿論、俺も同じの買うぜ。6ヶ月分ぐらい、チョロいもんさ。……多分な。

土日は……どっか出掛けるか? それとも家でいちゃいちゃしたいか?

まあそん時の気分だろうな。今から決めても仕方ねぇし。

……仕事? そんなん休日前に片付ければいいんだろ?

俺ぁさ、やっぱユイと一緒にいるのが一番だからな、そんなモン気合いでなんとかするさ。

……だから、さ。

楽しみに待ってろよな。









「……酷いよ、先輩……」
ユイの顔は、それはもうくしゃくしゃになっていた。
だから俺は、そっと抱き締める。
細くて、簡単に砕けてしまいそうな、そんな繊細な女の子を抱き締める。
「また、迷惑掛けるな。そしたらお前も、もっと迷惑掛けてくれ」
「……でも、あなしなんかで――」
「『なんか』じゃない」
「え……」
「俺が好きになった奴を、『なんか』なんて言うな」
「…………」
「……それとも、お前は日向の方がよかったのか?」
「……今だから言うけど、ホントは日向先輩も好きだったよ。……だけどさ、日向先輩と結婚
 だなんて、やっぱりありえないでしょ」
そう言って、ユイは薄く笑った。
「日向先輩はあんなだし、プロレス技掛ける時ぐらいしか役に立たない、ただの喧嘩友達みた
 いな先輩だよ」
そう言って、笑う。
本当に儚く、ユイは微笑む。
「あはは」なんて全然笑えてない、涙で濡れた顔で、微笑む。
だったら俺は、
「……そっか」
そう、言うしかない。
「……他に、何か思い残すことはないのか? どんなわがままでも聞いてやるぞ」
「……じゃあ、あたしをいつも一人でさ、頑張って介護してくれた、あたしのお母さん、楽に
 してあげてほしいな」
「……勿論だ」
「……よかった……」
もう声にならない。
触れているユイの身体こそが、今の俺の全てだった。

視界が滲む。
敢えて考えなかった未来について。
俺たちの道は、ここで一旦終わる。
それを望んだのは、俺だ。
だから、最期ぐらいは責任を持つ。
抱擁の腕を軽く解いて、肩に両手を載せる。
少し屈んで、ユイの顔を見る。
間近で見たユイの顔は、やっぱり小悪魔的で。
見開かれた大きな目は、零れ落ちそうな涙を湛え、何か期待するような眼差しを向けている。
視線を落とせば、つんとした小さな鼻。
少し開いている口に目を向ければ、ぷりっと柔らかそうな唇に目を奪われる。
目を瞑って、少しずつ顔を近づけてゆく。
反して、鼓動はどんどん加速してゆく。
やけに長い時間、俺の顔は前進していたように思う。
「ん……」
想像以上に魅惑的で、淫靡な感触に、言葉通り蕩けそうになる。
まるで体中の神経が唇に集中したかのように、鼻から抜ける呼吸さえ敏感に感じ取り、しっと
りと濡れる感触も絡みついて逃さない。
そうして、時間的な感覚を超越して、その行為に耽っていた。
唇を離すタイミングもわからない。
名残惜しくて、つい肩の手が背中に回る。
そこから、更に幾許かの時を悦びに費やしていった。
永遠のような、無限に等しい時間だったのかもしれないし、10秒も経っていなかったのかもし
れない。
ただひとつ確かなことは、唇の感触と腕の中の温もりだけだった。













































音は無かった。
ところどころ泥を被ったヘルメットは、西日を浴びてきらきらと、眩く耀いていた。
風で転がるバッドと一緒に。
白い光の舞う、グラウンドの片隅。
夕焼けが眩しい、その青春の一ページの上。
それを音無は、じっと見つめる。
ボロボロの体で、ポケットに乱暴に手を突っ込み、暮れの茜に目を細め、じっと見つめる。

その影を、日向は見つめていた。
ユイと、音無と、自分の過去を想いながら。
そして、音無が崩れ落ちる前に、そっと歩み寄る。
「まだまだ心配かけるなぁ」
「……日向……」
振り向いた音無は、もう涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
「よかったのか?」
一応、そう訊いてみる。本当に、音無の覚悟があったのかどうか。それと――
「……それは俺の台詞だろ」
「――っ!」

「お前こそ、よかったのか?」
「……何が?」
「お前、ユイのこと好きなんだろ」
心の奥がずきんと痛む。
確かに、俺は結局、ユイのことを好きになってしまった。
ユイのことを考えると、嫌なことがあっても忘れられるぐらい。
ユイの笑顔を思い浮かべると、鬱ぎ込んでいても、気分が晴れてしまうぐらい。
胸の奥底が、耐えきれないほど疼く。
でもそれを、俺は平然とした顔で受け流す。
いや、そうしなければならなかった。
「……ありゃ、バレてたの」
「当たり前だ。そんなこと、いくら鈍感な奴でも気付くだろ」
「鈍感、ねぇ……。確かに、鈍感な音無君にもバレちゃったし、そういうことなのかもな」
「なんで俺が鈍感なんだよ」
「そーいうのを鈍感ってんだよ」
音無は、いつもそうだった。
わかりやすすぎる好意に、視線に、行動に、常に鈍感だった。
例えば、ゆりっぺ、椎名っち、天使、そして……ユイ。
そんな音無を、時には恨めしく思ったことも否定はできない。
だけど。
でも、やっぱり、俺はそれ以上に、音無のことが好きだった。
その汚れを知らない瞳が。
意志の強い行動が。
そして、他人のことをどこまでも思いやる、その心が、俺は好きだった。
好きになったのだ。

そして、ユイのことを好きになったのも、音無のそれと似ている。
その強い志に、勝ち気な瞳。
そして、他者を思いやる心も、やっぱり強くて。
俺は、そんな二人に、心の奥底から惹かれていった。
「……それで、本当によかったのか?」
「……よかったさ」
どうしても、隠せそうになかった。
どうしても隠せそうになかったから、見られたくなくて、顔を逸らす。
そして、目を閉じ、俯いた顔を上げる。
「ユイはお前のこと好きだったんだろ? ハッピーエンドじゃねぇか」
本当に、そう思っていた。
心の疼きさえ隠していれば、それはきっと、いつか真実になるだろうから。
だけど、やっぱりそれを、許してくれない奴がいる。
「ふざけんな!!」
音無は俺の襟首を掴み、涙でぐちゃぐちゃになった顔をどこまでも怒りに染め、本気で俺を怒
った。
「お前だって……お前のその、好きだって気持ちに、嘘つくんじゃねぇよ!!」
「――っ!!」
完全に図星だった。
「だったら、他にどうしろってんだよ!! お前が、本気でユイのことを想ってるってこと、
 俺だって知ってたんだよ!! それともお前、自分が諦めればそれで解決できるとでも思っ
 てんのか!?」
気付いたら、俺も音無の襟を掴み上げていた。
「ンなこと思ってねぇよ!! ただ、俺はお前がそういう大切な気持ちから目を背けてるのが
 気に入らねぇんだよ!! 男だったら逃げずにぶつかってみろよ!!」
「ぶつかって、それで何になるってんだよ!!」
「例え何にもならなくても、お前はそれで満足なのかよ!! 好きだった奴に告白もできなく
 て、それで満足して消えれるのかよ!!」
「……それは……」
「あの時、告白したのが俺じゃなくてお前だったなら、もしかしたら、結果は違ってたのかも
 しれないだろ!」









暮れ泥む夕焼けのグラウンド。
ぽかんと口を開けた、その少女に向かって。
「俺が結婚してやるよ」なんて、照れ臭いから。
「俺が結婚してやんよ」なんて、ふざけた言葉で。
顔と口調は大真面目なのに、そんな言葉しか出なくて。
それでもそいつは、真顔で頷いてくれる。
「よかった」って言ってくれる。
全部託してくれて。
ちょっとした幸せだけじゃなくて、なんもかんも全部含めた、人生丸々背負わせてくれる。
しかも、こんな人間のクズみたいな男に。
笑顔で、ずっと寄り添ってほしいなんて言って甘えて。
自力じゃ指一本動かせない身体なのに、いっつも笑って、たまに怒ったり泣いたりして。
そうやって、生きていく。



「それでお前がここに未練を残さないなら、俺は何も言わない。だけど、最後にはお前も消え
 るんだ。だから……無理かもしれないけど、できるだけ過ぎたことに後悔しないでほしい。
 そのために、悔いるようなことをしてほしくないんだ」



俺も消える。
そうだ。
俺もいつか、ここから去らなくちゃいけない。
俺も、ゆりっぺも、そして――音無も。
わかってはいる。
わかってはいるけど、それってつまり、ここでの生活が終わるって事で。
ここでの、ある種の人生が終わってしまうって事で。
……それに、俺は耐えられるのか。



「……悪いが、お前がなんと言おうが、俺は俺の志を貫くって決めた。……誓ったんだ。だか
 ら――」
「心配すんなよ。俺だってそうさ」



俺は最後まで、戦線のムードメイカーであり続ける。
俺だって、そう誓ったんだ。
道化だっていい。
それで、みんなが満足して去ってゆけるのなら。
それで、ユイや音無たちが満足なら。















     *     *     *









仕方のないことなのかもしれない。
同じ人を好きになってしまったのだから。
これは起こり得る必然だったのだろう。
……でも。
それでも俺は、この小さな心の燻りを感じずにはいられない。

だから、俺が向こうに行ける時が来たのなら。

そしたら、今度はユイと出会い。

そして、戦線のメンバーと一緒に過ごせたら。



そんな夢を、俺は抱いていた。






















ということで、10話ifSSでした。
過去記事辺りにいくらかの伏線を仕込ませて置いたので、よく見ている人はさくっと気付いたかとも思いますが。

まず、記事タイトル。
いきなり「June bride」って流石に脈絡なさ過ぎです。
いつものこととか言うな。

そして、更にSSについて。
>・SS的な奴
>トラックバックテーマ 第974回「告白した事、された事ある?」

60億分の1の恋のフリでした。
60億分の1の恋と言えば、上の方でも言ったようにニコニコ大百科pixpediaに記事できてるので一応紹介しておきます。

最後に、記事末端のユーザタグ。
60億分の1の恋」が混ざってました。

更に言えば、筆者のCP論について。
>Angel Beats!と言えばCP。
>ABには様々な公式非公式CPが存在しますが、筆者的にはこんな感じ。
>ひなユイ⋛音ユイ≒音かな>>>音ゆり

どう見ても1個だけ浮いてますよね、音ユイ。
ここまで読めた人はいるんでしょうか。いたら流石に尊敬します。



で、筆者が何故ここまでして音ユイを書き上げたのか。
初めの頃は、正直ユイに興味はなかったです。「ふむ、岩沢を引き立てるためのキャラか?」みたいな感じで思ってました。
・・・が、実際にアニメを見始めると全く逆で、寧ろ岩沢がユイを引き立てるためのキャラに過ぎなかったという感触があります。
そして、主人公でもないのにじゃれつくCPが似合う「ひなユイ」を見て、まぁ徐々に「ユイもアリかなぁ」的な感じに思い始めたわけです。

で、そんな折に出会ったのが美木村さんpixiv)の音ユイ絵でした。
というか、正確に言うと以下の3枚の絵です。
音ユイ?
ユイと日向と…
3人よればなんとやら
(無断リンク失礼します。苦情があるなら消しますのでご一報願います。

音ユイ増えろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

とまでは流石に言えませんが、音ユイの同人とかあれば読みたいですね。誰か作って・・・


10話で「日向やべぇな・・・」と思いつつも「音無いいいいいいいいい」と思ったのは自分だけでいいです。
ただ、筆者はひなユイをアンチするわけではありません。共に愛でているのです
ってことで、気が向いたらひなユイも書きます。



本編に対するツッコミ。
余韻を楽しみたい方は、以下全ての文章を飛ばして余韻に浸ってください。



どう見ても気付くと思いますが、骨組みは10話準拠・・・とかいう話ではなく、単純なトレスです。
音無の独白も7話準拠。
でもまぁ、書きたかったところは自力で何とかして、とりあえず満足です。まだ成仏しませんが。

考えさせられたのは、やはりユイと初音の対比です。
しっかり見れば全然違う二人ですが、大局的に俯瞰すると似たような、不幸な境遇の持ち主です。
ってことで、いろんな設定を詰め込んで利用させていただき、できあがったのがつまり本作。
うん、実は結構、考えられた上にできてるのよこれ。

と言いたいところですが、ぱっと見でもちぐはぐしているところがあるのがわかるかと思います。
それはまぁ、書いた時系列が前後しているところに起因しているわけですが、
どうしても残しておきたかった文章とか消せなかったので放置されているだけ、とも言い換えられます。面目ないです。


あと、なんか日向が主人公っぽくなってしまってますが、一応音無が主人公です。
音ユイなんです。
音ユイなんですよ。(大切なことなので2回(ry



一級フラグ建築士の音無について。
一級フラグ建築士とはよく言ったもので、確かに最初は「音無くんマジ一級フラグ建築士」って思ってましたが
音無が立ててるフラグって、正確には
・天使/奏
・日向
・直井
この3人だけですよね。
その他について言えば
・ゆり
 2話だけ見ればそれっぽくても、話の流れとか察するに、これ以上の進展はなさそうです。
 というか、11話の日向もちょっとマーキングしてるっぽい感じがして、何とも言いづらいですが。
 もしくは百合っぺ的な意味で(
・ユイ
 「結婚してやんよ!」からの成仏の流れでお察しください。
 もしくは重婚でもするんでしょうかね。(
 自分で書いておいてなんですが、後は2次に期待。
・椎名
 野音とか妄想してる人の思考回路を借りれば、多分それっぽい何かはできあがると思います。
 これも2次に期待。以上。
・遊佐
 主人公と何一つ絡まないという、ある意味最強のポジションを恣にしている不動の難攻不落キャラ。
 何とか本編で接触、会話ぐらいはしてほしいです。これも2次に期待。
・岩沢
 3話だけで脈ありと判断するのは難しいですが、実際3話しか絡まないのでノーコメント。
 これも2次に期待。
・ひさ子
 接触だけなら何度かしてますが、結局ろくに喋りもしないというガルデモ中最長出演者。
 音ひさorひさ音書けるor描ける人いたら尊敬します。
・入江
・関根
 10話のみでそれぞれ三言しか喋らないという伝説級の活躍を見せるガルデモメンバー。
 最早キャラ設定がどう本編と関係するのかさえわかりません。CP的に二人で百合ってる方が普通。

で、考えるに攻略可能キャラって言えば
天使>ゆり⋛ユイ>>(結構厳しい)>椎名≒岩沢>>(かなり厳しい)>入江=関根>遊佐≒ひさ子

こんな感じかなぁ・・・。

つまり、どっちかっつと精力的に男子を攻略しようとする音無でした。
AB(つかだーまえ)はNLよりBLやGL大好きなんでしょうね。





うーん、一次小説の方も何とかしたいなぁ・・・




※追記
最初は隠していましたが、もう公開からそれなりに時間が経ったので、ユーザタグに「音ユイ()」を追加しておきました。
音ユイで検索する方に、このサイトを見ていただければ幸いです。
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コメント
読んだぞ《゚Д゚》ゴラァァァァァァァァァァァァア!!
2010/06/21(月) 01:48:44 | URL | わしゃー #-[ 編集 ]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2010/06/21(月) 02:59:47 | | #[ 編集 ]
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